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掲載日付:2021.03.08

カテゴリ:[ 研修医 ]

総合診療研修 林雅人先生編

遅い梅雨がようやく開けた8月に林先生が葉山へ研修にやってきました。



当院の屋上から真夏の海をバックに



初日から当院の救急医と一緒に当直業務を行った林先生。

予定停電で院内が薄暗いなか、海で怪我した患者が立て続けに受診。

傷の処置をするために必要な照明がないため



待合スペースの窓からの光を利用しつつ、外傷の処置をおこなった。



「断る理由を探すのではなく、どうしたら出来るかを考えよう」



初日から救急医療の基本スタンスを体験することができた。



を初日から体験することができた。

掲載日付:2021.03.02

カテゴリ:[ 未分類 ]

新型コロナウイルスワクチン1回うち

新型コロナウイルスワクチンが予定よりも入荷が遅れそうで十分な数がない、国内でも製造はまだ、となれば1回うちでまずしのぐのではだめなんですかと質問をうけた。薬品メーカーの行った臨床試験では2回うちとなっているのでいいとはいえないところであるが同様のことを考えている世界の人はいるようだ。査読前の論文にはなるがmedRxivに発表された英国のイーストアングリア大学医学部Paul Hunter氏らの報告によると、ファイザー社のワクチンでは1回接種で21日後に90%以上の効果があったという。ただしこの効果が1回接種でどのくらいもつのかはまだわからない。英国では2回目の接種時期を1回目から12週後まで延長されているという。またアストラゼネカ社のワクチンは1回で76%の効果があるという。そしてこの2月27日に米国で1回接種でOKとされるジョンソン&ジョンソン社のワクチンが認可され、一気にアメリカではワクチン接種が加速すると思わえる。このワクチン、さらにいいことは針刺し前の保管温度は2~8℃であり、冷凍してはならず、最大12時間は9~25℃で保管可能であるため、小口の接種者へも分配し管理しやすい製品である。ワクチンを自国で生産できる国は強い。改めて思う次第です。

掲載日付:2021.03.02

カテゴリ:[ 新型コロナウイルス感染症 / 医療情報  ]

広島で行われたPCR検査

2021年2月中旬から下旬にかけて行われた、広島市中区の住民や就業者ら最大8000人を対象にした新型コロナウイルスのPCR検査についての結果が報道された。感染のピークをこえた時期だったが大規模な無症状のかたの調査だけにどのような結果がでるのかとひそかに注目していた。実際に検査を受けた人数は計画比8割の6573人だったそうです。住民3238人 事業者3335人、そこで陽性となったのは住民のかたの4人だけだったどうです。思ったよりも少ないというのが私の印象でした。それだけみなさんが感染防止策をとれているということなのでしょうか。あるいは心当たりのある人は受けたがらなかったというのもあると思います。今度再び医療状況がひっ迫するほどの感染者増加がみられたときに、ぜひこの体制をいかして幅広くやってもらいたいと思います。というのも、徳洲会グループ病院でおきているクラスターでも、早く終息させるためには、症状のありなしにかかわらず幅広く検査をし、それを継続的に2週間することで、あとからあとから軽症者、無症状陽性者がでてくる、それらをみつけていくことがポイントであると、関係者の方々が熱く語っており心に残っています。中国も同様の方式を使い、冬季オリンピックに向けて新型コロナウイルスを抑えにかかっているという報道をききました。これからも変異型による感染伝播はまだまだ続くでしょう。ですからこれからも感染者に対して早期に周囲の関係する多くの人を検査をして広がりを抑えるというやりかたを続けていくしかないと思います。

掲載日付:2021.03.02

カテゴリ:[ 新型コロナウイルス感染症 / 医療情報  ]

新型コロナウイルス変異型 国内の状況3月1日時点 

変異型ウイルス 国内で広がっていて心配だ、ワクチンの効果が落ちるのであれば今うっても無駄ではないかとの質問が患者さんからあった。そう思うのも当然。まだ新しい変異型対応のワクチンは開発が始まったばかりである。ニュースから国内の変異型の情報をひろいあげてみた。
国は全国の地方衛生研究所に対し新型コロナ陽性者の一部を対象に変異ウイルスの疑いを確認するよう要請している。国内で確認された変異ウイルスの感染者は、空港検疫を含め、計207人と読売新聞にでは報道。
最新のニュースとして神戸市が変異型の検査結果を3月1日に報告している。1月1日から1月28日では677検体中0件だったのが、1月29日から2月4日で173検体中8件(4.6%)、2月5日から2月11日 105検体中11人(10.5%)、2月12日から2月18日で79検体中12人(15.2%)、2月19日からでは約半数が変異型だという。これは継時的に変異型ウイルスにかかる割合が増えているといえるであろう。18日までの合計36人中英国型が31人だった。
 それ以前にも2月16日には13人の英国型のクラスターが新潟で、2月9日には英国型が同施設を利用していた11人に、埼玉県でも10人の英国型クラスター、2月4日には神奈川で南アフリカ型、2月12日には山梨でブラジル型、2月18日には英国、南アフリカ型とは別のE484Kという変異をもった変異型がみつかっていてワクチンの効果が低下する恐れがあるという。
これからもウイルスは生きる戦略として変異を繰り返すのだろうし、ワクチンも全くきかないというわけではない。今は静かにワクチンの準備をし順番が来るのを待つしかないのではないだろうか。ただ国外から入ってくる人の、水際対策をもっと厳しくしてほしいこと、海外からもどった人の検体はすべて変異型の検査に回してほしいと私は思う。

掲載日付:2021.03.08

カテゴリ:[ 研修医 ]

総合診療研修 林雅人先生編

遅い梅雨がようやく開けた8月に林先生が葉山へ研修にやってきました。

当院の屋上から真夏の海をバックに



初日から当院の救急医と一緒に当直業務を行った林先生。

予定停電で院内が薄暗いなか、海で怪我した患者が立て続けに受診。

傷の処置をするために必要な照明がないため


待合スペースの窓からの光を利用しつつ、外傷の処置をおこなった。


「断る理由を探すのではなく、どうしたら出来るかを考えよう」

初日から救急医療の基本スタンスを体験することができた。

を初日から体験することができた。


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