-->

掲載日付:2018.10.13

カテゴリ:[ 内科 ]

「患者さんから学び、自分自身と闘う」医師の成長

 全く同じ患者さんは一人していない。

同じ病気でも症状が異なったり、症状の程度が異なったり、

患者さんは機械ではないので、その症状の時の表情や症状の表現の仕方も異なる。



 医師は病気を正しく診断し、速やかに治療する。これが、とても大切。

しかしながら、教科書に書いてあるようになかなか上手くはいかない。

当たり前であるが、患者さんは人間なので、機械のようにシンプルではない。

 

 もし、診断が正しくついたとしても、全ての治療がその病院で可能な事は珍しい。

大学病院であっても、総合病院であっても、珍しい治療でできないものもある。

そのため、治療できない病気は、すぐに治療できる病院に紹介するか ?!

理想はそうしたいけれども、夜や休日などの状況や緊急性などを考えて

いつ紹介するかも考える必要がある。

また、本当にその病院で対応できないものなのか ?

ただ、医師が自信がないから他の医師に委ねたいだけではなかろうか ?

そういったこともあるかもしれない。

患者さんの立場になって、目の前の患者さんをどうしたら一番良いかを  

その患者さんの状況、自分の能力、自分の病院の体制、様々なことを考慮しながら

判断する必要がある。とても、大変。

だけれども、そういった医師がたくさん増えていけば、きっと患者さん達のためになる。

医師は自分自身と闘いながら、患者さんから学びながら成長していく。 



 葉山内科・GIM



 ~以下の写真は夕方の病院からの景色~

  • 1

menu close

スマートフォン用メニュー