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新型コロナでみられるうつ、自殺の増加

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2021.01.30

 新型コロナウイルス感染が長期化して、これまで生活に不安を抱いくことを考えなかった人が、これから家計をどうしよう、店をどうしようと悩むかたが増えているであろう。バイトでやりくりしていた学生さんも大変だ。またかかったら終わりと思い、外にも安心してでられず、集まる会合も減って話す人もなくなり、気分が滅入る高齢者も多い。テレビをつけていれば朝のニュースに始まり、ワイドショー、次から次へと暗くなる情報ばかりで、それが朝から晩まで毎日となれば気も沈む。東日本大震災の時も、連日映像で記憶に残るような情報が流されるとそれだけでうつになる人が増えたことを思い出す。
 先日患者さんからいわれたのは、孫に2週間に1回会うだけのその小さな楽しみすら奪われてだめっていわれて、何を楽しみに一人寂しく生きていかなくてはならないんだ!という切実な訴えだった。これも進めばやる気の低下、認知機能の低下につながることになる。医療者の立場からすれば、なんとか外にでないで、人との接触も絶ってほしいという気持ちからアドバイスしたのだが、なんだかいたたまれない気持ちになった。
 統計では2020年の自殺者はリーマンショック後の2009年以来11年ぶりに増加し3.7%増加。2万919人にのぼり、男性1万3943人、女性6976人と男性のほうがはるかに多いが、男性は減少したのに女性は増加。若年者の増加もめだつという。高校生だけでも307人だ。生活面から、さらに自粛により表面化した家庭の問題など様々な理由があるであろうが、対策として国は窓口拡充をし補正予算で約11億つけるという。

私は何ができるだろうと考えてみた。職員もコロナ注意で疲れている。仕事だけでなく家族の問題を抱える人もいる。少しでもたった1分でも2分でもいろんな人に声をかけるようにしてあげること、忙しい!っていうそぶりだけでなく話をきいてあげること、また外来の最中に雑談したり、またスタッフがおこなっている退院後の電話訪問、救急受診後の電話訪問などを大事にしていくことであろうか。
また当院では非常勤の先生による心療内科外来が始まった。これまでは病棟の人だけみていただいていたが外来でも相談も受けられるようになった。木曜日の午後が担当日です。悩みがおありのかた、まず受診してみてください。

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