内科のご案内
詳しい問診、症状、身体所見から診断を推測する、それが内科の醍醐味だと思います。
問診をしていると、時に我々の仕事はシャーロックホームズの探偵の仕事に似ていると思うことがあります。
その人の生活歴、家族歴、これまでの病気、仕事歴、生活環境、のんでいる薬などそれらが今の症状、疾患に少なからず影響を与えます。
それに加えて当院ではCT、MRI検査もすぐ当日にうけることができ、さらに詳しい診断にせまることができます。
我々一般内科には派手さはありませんが、その人を全人的にみて、その人に適した治療を選択していきます。
またたくさんのんでいる薬を見直したり、これまできづかれていなかった皮膚などほかの疾患をみつけたり、生活の問題点がどこにあるのか判断し公的なサービスをいれるなど、入院したときがチャンスです。
看護師、リハビリ、薬剤師など多職種の目がはいることがとても大切です。
我々のみる疾患は、高齢者のかたの誤嚥性肺炎、尿路感染症が多いですが、悪性疾患の診断、不明熱、糖尿病の管理、消化器疾患、自己免疫性疾患などさまざまです。
そして名誉院長である田中は、血液疾患の専門医でありますので、高齢者であってもできる血液腫瘍(骨髄腫、悪性リンパ腫、白血病)の治療を提案し、長期によりそってみていきます。
またがんの末期のかたを支える診療もしています。
内科は、この症状、どこにいったらいいかわからない、そんなかたのポータルサイト 窓口でありたいと思います。
最後に、医療は病気を治すことが最も大切な役割でありますがそれだけでは人々の不安を取り除くことはできません。公的サービスへの結び付け、家族間の調整、仕事のこと、経済的なこと、適切な医療機関への紹介など、不安を少しでも軽減できるように医療を通じてサポートしていきたいと考えています。