睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に呼吸が一時的に止まる病気です。重症の場合には睡眠時間1時間あたり30回以上も呼吸停止が繰り返し起こっています。閉塞性の睡眠時無呼吸症候群と中枢性の睡眠時無呼吸症候群があります。大多数の方は閉塞性の睡眠時無呼吸症候群で、これは睡眠に伴い舌根が沈下して上部気道が閉塞するこで生じます。
いびきがひどいとか、日中の強い眠気や集中力の欠如、抑うつなどが代表的な症状です。重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、将来の心臓血管イベントの増加につながっていることが判明しています。
これに対して中枢性の場合には、脳の呼吸中枢からの呼吸指令が一時的に消失することによって生じます。
この場合にはいびきは伴いません。重症心不全のため脳血流が減少することが主な原因です。