令和５年度 病院情報の公表
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 1 | 14 | 12 | 24 | 50 | 121 | 194 | 518 | 606 | 334 |
令和５年度に当院を退院された患者様の人数を年齢別に集計しています。70歳以上の患者さまの占める割合が高く、当地域の高齢化を反映していると思われます。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 45 | 24.18 | 13.52 | 4.44 | 87.98 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 34 | 20.03 | 20.6 | 8.82 | 87.76 | |
| 10007xxxxxx1xx | ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） | 8 | 17.75 | 13.99 | 0 | 76.63 | |
| 160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） | 8 | 20.38 | 19.34 | 12.5 | 84 | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 7 | 14.86 | 10.6 | 14.29 | 83.43 |
尿路感染症、誤嚥性肺炎といった急性期の患者さまの緊急入院を多く受け入れています。高齢の患者さまが多いため、状態安定後は必要に応じ院内ソーシャルワーカーが介入し、転院や施設入所に繋いでいます。
循環器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 | 148 | 8.14 | 4.57 | 0 | 72.76 | |
| 050130xx9900x0 | 心不全 | 117 | 15.71 | 17.38 | 2.56 | 85.68 | |
| 050070xx99000x | 頻脈性不整脈 | 112 | 4.15 | 5.97 | 0 | 77.98 | |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 51 | 4.61 | 4.26 | 0 | 73.75 | |
| 050210xx97000x | 徐脈性不整脈 | 44 | 11.57 | 9.77 | 2.27 | 83.95 |
アブレーションによる不整脈治療を多く行っているため、患者数は最も多いです。狭心症にたいするカテーテル治療や、心不全の増悪にたいする治療を行っています。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） | 46 | 2.24 | 2.61 | 0 | 68.41 | |
| 100120xx99xxxx | 肥満症 | 11 | 1.09 | 14.58 | 0 | 44.8 | |
| 100120xx97xxxx | 肥満症 | 10 | 7.5 | 11.96 | 0 | 63.89 | |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 | 9 | 4.89 | 7.58 | - | - | |
| 040220xx99x0xx | 横隔膜腫瘍・横隔膜疾患（新生児を含む。） | 7 | 7.29 | 10.3 | - | - |
内視鏡検査及び治療を多く行っています。肥満症、鼠径ヘルニアに対する手術治療にも対応しています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030400xx99xxxx | 前庭機能障害 | 29 | 5.28 | 4.73 | 0 | 71.83 | |
| 160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 | 25 | 21.4 | 8.38 | 4 | 73.4 | |
| 010060x2990401 | 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） | 17 | 16.29 | 15.7 | 0 | 73 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 16 | 15.94 | 13.52 | 0 | 86.88 | |
| 010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） | 15 | 25.87 | 19.09 | 13.33 | 76.73 |
眩暈症、頭部外傷の患者様が多く、次いで脳梗塞の方、脳出血の方について、主に緊急治療を行っています。
心臓血管外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050080xx99000x | 弁膜症（連合弁膜症を含む。） | 23 | 4 | 9.03 | 4.35 | 72.96 | |
| 050080xx0101xx | 弁膜症（連合弁膜症を含む。） | 17 | 21.76 | 21.52 | 0 | 72.76 | |
| 050163xx01x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 | 13 | 28.62 | 27.58 | 7.69 | 71.77 | |
| 050163xx02x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 | 7 | 15.71 | 19.2 | - | - | |
| 050050xx0111xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 6 | 22.5 | 28.09 | - | - |
心臓弁膜症の方に対する治療が一番多く、次いで大動脈瘤解離についての治療を行っています。虚血性心疾患に対しては冠動脈バイパス術がの手術をされる方が多くいます。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | - | - | - | - | ||||
| 大腸癌 | 8 | 13 | 1 | 8 | ||||
| 乳癌 | - | - | - | - | ||||
| 肺癌 | - | - | - | - | ||||
| 肝癌 | - | - | - | - | ||||
罹患率の高い5大癌（胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌）について、病期（ステージ）ごとに入院患者数を集計したものです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | - | - | - |
| 中等症 | 13 | 18.54 | 78.85 |
| 重症 | 14 | 13.36 | 86.93 |
| 超重症 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
20歳以上の肺炎の患者様について、その重症度を患者数、平均在院日数及び平均年齢ごとに集計したものです。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 84 | 24.63 | 77.14 | 6.59 |
| その他 | 7 | 27 | 79.14 | 0 |
脳梗塞で入院された患者様を、発症日から３日以内の緊急入院と、準急性期や慢性期での入院とに分け、それぞれの患者数、平均在院日数、平均年齢及び転院率を集計したものです。当院では脳神経外科にて、緊急治療にも慢性期治療に対応しています。急性期治療後、後遺症の残る方については、ソーシャルワーカーを介して、専門的なリハビリテーション病院へ転院となる方もいます。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
循環器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ） | 131 | 1.43 | 7.26 | 0 | 73.42 | |
| k5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 | 41 | 1.83 | 2.1 | 0 | 72.51 | |
| k597-2 | ペースメーカー交換術 | 28 | 1.46 | 7.04 | 7.14 | 84.82 | |
| k5972 | ペースメーカー移植術（経静脈電極） | 23 | 4.87 | 10.39 | 0 | 83.91 | |
| k5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他） | 18 | 1.67 | 5.33 | 0 | 67.72 |
心房細動などのアブレーション治療は年間150件前後行われています。再発率が低く合併症も少ないのが特徴です。急性心筋梗塞などに対するの冠動脈ステント留置術も行っています。不整脈治療ではペースメーカー移植、交換術も多く行っています。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ｋ7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 46 | 0.04 | 1.2 | 0 | 68.41 | |
| k656-2 | 腹腔鏡下胃縮小術（スリープ状切除） | 10 | 1 | 5.5 | 0 | 44.8 | |
| k6331 | 腹壁瘢痕ヘルニア手術 | - | - | - | - | - | |
| k672-2 | 腹腔鏡下胆のう摘出術 | - | - | - | - | - | |
| k4871 | 漏斗胸手術（胸骨挙上法） | - | - | - | - | - |
外科手術では、内視鏡治療が最も多く、次に重度肥満症に対する腹腔鏡下胃縮小術を多くおこなっています。漏斗胸に対して、インプラントを使用しない胸骨挙上法による手術を行っています。
令和６年度には外科医師が３人体制となり、より多くの胸腹部外科手術や血管外科手術にも対応しています。
令和６年度には外科医師が３人体制となり、より多くの胸腹部外科手術や血管外科手術にも対応しています。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ｋ164-2 | 慢性硬膜下血腫先行洗浄術 | - | - | - | - | - | |
| ｋ664 | 胃瘻造設術 | - | - | - | - | - | |
| ｋ609-2 | 経費的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
| ｋ178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | - | - | - | - | - | |
| ｋ1643 | 頭蓋内血種 | - | - | - | - | - |
最も多い手術は慢性硬膜下血腫に対する穿頭洗浄ドレナージ術です。局所麻酔下で可能なので高齢者でも手術を受けられます。超急性期の脳梗塞患者さまに、カテーテルを用いて脳の血管の詰まった部分の血栓を取り出す血栓回収術を施行しています。脳梗塞の原因となる頚部頸動脈狭窄症に対して、狭窄部にステントを留置する手術を施行しています。
心臓血管外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ｋ522-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術（人工心肺不使用） | - | - | - | - | - | |
| ｋ5601ｲ | 大動脈瘤切除術（上行）（弁置換術又は形成術） | - | - | - | - | - | |
| ｋ5601ﾆ | 大動脈瘤切除術（その他） | - | - | - | - | - | |
| ｋ5551 | 弁置換術（1弁） | - | - | - | - | - | |
| ｋ5601ﾛ | 大動脈瘤切除術（上行）（人工弁置換を伴う基部置換術） | - | - | - | - | - |
弁膜症手術では、低侵襲のMICS手術も行っています。大動脈疾患については、開胸・開腹による人工血管置換術を行っています。虚血性心疾患に対しては冠動脈バイパス術が主な術式ですが、人工心肺装置を使用しないオフポンプ手術を積極的に行っています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0 |
| 異なる | 1 | 0.05 | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 4 | 0.21 |
| 異なる | 6 | 0.32 | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0 |
| 異なる | 0 | 0 | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 3 | 0.16 |
| 異なる | 0 | 0 |
敗血症等について、入院の契機となった病名との同一性の有無を区分して、症例数と発生率を集計したものです。合併症は患者さまの状態により引き起こされる確率は様々であり、臨床上ゼロには成り得ないものですが、細心の注意を払い対応しております。
臨床研究に関する倫理指針違反について
臨床研究に関する倫理指針違反について
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数（分母） |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数（分子） |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 140 | 120 | 85.7 |
肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数を、 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数で割り返した数字を元に算出しています。リスクレベル中の定義は、60歳以上、あるいは危険因子のある非大手術と、40歳以上、あるいは危険因子がある大手術とになります。
血液培養２セット実施率ファイルをダウンロード
| 血液培養オーダー日数（分母） | 血液培養オーダーが１日に ２件以上ある日数（分子） |
血液培養２セット実施率 |
|---|---|---|
| 650 | 560 | 86.15 |
当実施率は、血液培養オーダーが１日に２件以上ある日数を、血液培養オーダー日数で割り返した数字を元に算出しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数（分母） |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数（分子） |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 150 | 131 | 87.33 |
当実施率は、分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数を、広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数で割り返した数字で算出しています。広域スペクトルの抗菌薬とは、多くの菌種に効果を有するが、その分広範囲の菌種に薬剤耐性菌を選択するリスクがある薬を指します。
更新履歴
- 2021.09.14
- 令和2年度 病院指標を掲載しました。
- 2022.09.16
- 令和3年度 病院指標を掲載しました。
- 2023.09.22
- 令和4年度 病院指標を掲載しました。
- 2024.09.27
- 令和5年度 病院指標を掲載しました。