スタッフブログトップ ブログトップ

葉山ハートセンター ブログ


掲載日付:2018.01.04

カテゴリ:[ 読書 ]

正月読書3 老後破産


正月は家族が集まる機会、でもその家族もいないでさみしい人も大勢いる。
寝正月を過ごしながらその人たちはどう暮らしているのだろうと思いながらNHKスペシャルの取材した本に目を通した。

生活保護の人たちに対しての風あたりも強い。
制度上の問題もある中で、わずかな貯金や資産があるために、生活保護の申請がままならない人、わずかな貯金も減るのをゆっくり忍び寄る影のようにおおそれながら暮らしているひと。現実の話として知り合いのソーシャルワーカーさんにもそのような話をきいたことはある。そのような方々も私と同じような年代には、仕事も充実して一生懸命働いていた人たち。とても20年後にこうなるなんて想像もしていなかったと皆いい、寝たきりなのではないのに、生きていたくないと口々にいうという悲しい現実が日本にはあるのだ。貧しい子供たちだけではない。働いてきた人たちもだ。個人責任論にしてはならないだろう。私だってひとたび脳梗塞にでもなり働けなくなれば社会的弱者に転落だ。同じような状況は誰だって可能性があるだろう。たとえ子供がいたってたくわえがあったって、全然心配のない人はいないのではないか。そういう弱者の人は病院にくるのだって大変なので、病院に働いているだけではみえていないことがまだまだあるであろう。当院では無料相談窓口を開設した。今後はそういう人たちのカフェではないが、集まる場所などを作っていけたらいいと思う。

掲載日付:2018.01.04

カテゴリ:[ 読書 ]

正月の読書2 40代になったら・・・


もう40代は終わってしまったが、<40代でシフトする働き方の極意>佐藤優氏の最新作を読んだ。物を書き続けている人の知識のインプットにはいったいどのくらいの時間をかけているのかと思うが、あいかわらず公文式の数学を勉強したり、何時間も学習という時間があってすごいと思う。勉強が習慣化している人とそうでないものには人生で膨大な差がでてしまうものだ。
さてその本の<40代からの時間の使い方と学び方>という章の中では、時間というものについて<機会費用><機会損失>という意識をもつことをすすめています。何に時間を使うと一番効率よく収益をあげられるか?そういう時間に対してのプライオリテイを持てということです。賃金労働者(つまり我々医師もそうですが)基本的には自分の労働力を売るしかないといいます。その通りだわ。ネットである医師が、本当にこれだけ税金とられることがわかっていながら当直やって自分の時間、家族の時間を引き換えに働きますか?と書いてあったこともそれを述べているとも言えますね。1日1-2時間のインプットの時間を確保すること、SNSやメールなどの時間泥棒からどのように自分を守るか、他人にもその意識(相手の時間を奪っているという意識)をもつことと書かれています。また、どこかでエネルギーを蓄える時間を作るようにすることで結果的に仕事も長続きするとアドバイスがあります。確かにこの7か月ひた走りに走ってきて最期にインフルエンザで倒れてしまった、体を休める時間を半ば強制的にいただいた感じです。

  • 1

menu close

スマートフォン用メニュー