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葉山ハートセンター ブログ


掲載日付:2021.02.26

カテゴリ:[ 医療情報  / 院長個人 ]

スマホ依存 あなたは何時間

あなたは1日何時間スマホを使用していますか。スマホアプリをかっこよく使用されている人をみるととてもうらやましいですが、私はあまり使用しません。週で平均すると1日平均15-20分程度です。やむなく院長という業務上、寝るときも枕元に置いていますが、極力使用しないようにしています。メールもスマホにしていません。でもつい早く物事を知りたくなる、相手の返事が待ちたくなる、落ち着かなくなるというのは気持ち的にもわかります。すぐググりたくなるというのが本能からきているとは・・・。
今うれている<スマホ脳>という新書。著者のハンセン氏はスマホ依存は、生存のため周囲の環境を把握し新しい情報を求めるときに脳のドーパミンがでるというのとスマホですぐに情報をえたいというのは関連があるのだという。ふーん、だったら本を次から次へ求めて読みたくなるのも同じなのか?とも思いますが。ただこのドーパミンは意欲にも関係するホルモンですが、それが快楽を感じることにつながるとなると、その快感を我慢するというのは大変であり、治すのにも時間がかかるでしょう。特にそれが生存に関係する本能からきているとすればますますです。

掲載日付:2020.10.22

カテゴリ:[ 医療情報  ]

身のまわりにも食事を我慢している人いませんか。

10月21日 NHKクローズアップ現代+はメデイカルプアをとりあげていた。このコロナ禍で病院にいくのを控えてしまう人たちがいること。それが病院にかかると怖い(薬がきれて血糖が悪くなっている人たちがいる)ならまだしも、お金が払えないから病院にもいけない。保険料が払えないから病院にいく資格がないと語ったかたの言葉にとても悲しい思いがした。ただこの番組をみたときに、これは特別な地域の話では?と思ってはいけない。ちょうどその日に私が外来でみたかたも食事量を減らしてなんとか貯金をもたせようとしているといっていた。とても具合が悪そうだった。収入が急激に減った人の中には本当に困っている人がいて当然だろう。
その番組の中では無料低額診療という制度がありおもに民医連系の診療所などが制度を導入しているという。私も病院の中にもこれを知る人はいなかった。本人の支払いを免除するなど病院が負担を強いられるが代わりに税金などで優遇されるという。徳洲会にも困っている人には支払いを猶予するという理念がある。こういう人を断ることなく医療機関は拾い上げていくことと、フードスタンプ、食事配給所などお金ではなく食事など具体的なものを提供することが必要なのではないか。身近にもそのような人がいるはずで、声をあげられずにいるはず。ばらまきでなく、本当に困っている人にこまかいところに行き届くようになるにはどうしたらいいのだろうか。

掲載日付:2020.06.04

カテゴリ:[ 医療情報  ]

病院の医業利益率が10ポイント超えの減少 全日病ニュースから

全日本病院協会が発行する全日病のニュース 6月1日号に、この新型コロナウイルスの影響で病院経営がどのようになっているか調べた記事がのっていた。全日本病院協会、日本病院会、日本医療法人協会の3団体が5月18日に発表した緊急調査(1049病院有効回答)の結果である。4月のデータを解析している。

医業収入は前年比で10.5%減少(入院8.9%減少、外来11.5%減少)、新型コロナウイルスを受け入れた病院ではその減少幅は大きく12.7%の減少(入院12.2%減少、外来12%減少)であるという。新型コロナウイルス患者への入院診療報酬は増加したが、そのほかで相殺され、安全対策などの物品や一部病棟閉鎖などで経営が厳しくなってる面であると思われる。

実臨床の感じからすると、4月は関東地方は新型コロナウイルスの流行があり、5月はじめからは落ち着いてきていたが、病院の外来患者数はそれほど戻ってきてはいなかった。それを考えると5月の経営指標は全国でもっと厳しくなるはずである。非常事態宣言が解除されて、患者さんも少しは戻ってきているが、お年寄りほど第2波、第3波を恐れている。患者さんは今後元通りには戻らないように思う。病院経営も早く立ち上がらせることができるかどうか、またオンライン診療も含めた新たな取り組みを早く行うかどうかで各病院差がでてくると思います。私たちの病院もスピード感をもって新たなことに取り組むように皆にいっています。

掲載日付:2020.05.01

カテゴリ:[ 医療情報  / 読書 ]

人と動物の虫垂の話

虫垂炎は典型的には最初はきけや心窩部といわれる胃のあたりに痛みが不快感があったあと右下腹部に痛みが生じるよくある感染症疾患。抗生剤で治療することもあるが、手術適応になることも多い。高齢者では典型的な症状でなかったり、痛みの位置が典型的でないこともある。簡単なようで診断が難しい虫垂炎である。

虫垂はそれ自体退化した痕跡のあとで機能はないと学生時代(だいぶ前ですが)習いました。
虫垂炎予防のために胃の手術などで開腹したついでに虫垂を切除したりもしますが、この虫垂の働きが意外にも重要であるとの報告があります。

虫垂を切除した患者さんには,偽膜性腸炎(抗生剤なので腸の細菌のバランスが崩れて下痢がおきる)の頻度が,切除していない患者さんに比べて高いという報告です.虫垂に善玉菌がいて,虫垂は腸内細菌のバランスが崩れたときに,正常に戻す補充の役目をしていると考えられるそうです。しかし反論する論文もでています。マウスの実験ではマウスに虫垂切除を行うことにより大腸の腸内細菌叢のバランスが崩れることが示されています。

とはいうものの動物種で虫垂に違いがあるのです。草食動物であるウシ、ヤギ、ヒツジは 難消化性の繊維を摂取することが多い(特にイネ科の植物は固い葉で消化が悪い)ことから大きな胃を複数もっていて反芻することで繊維質を消化しますが、ウマやウサギのような単胃の動物では胃が一つで反芻ができない分、盲腸が発達していて、そこでの微生物が食物繊維を分解しているそうです。虫垂炎があるのかどうかは・・・不明です。

参考:植物はなぜ動かないのか 稲垣栄洋著 、 レジデントノート2015年8月号

掲載日付:2019.02.19

カテゴリ:[ 医療情報  / 社会問題 ]

医師の必要数 科目別 将来の見通しが出されました。

厚生労働省は2月18日 医療従事者の需給に関する検討会で専門医制度における医師の必要数について2036年と2016年を比較した。そして将来必要な医師数の見通しを数字でだした。NHKのニュースでも取り上げられた。
もっとも増員が必要なのは内科。すでに2016年でも9200人ほどの不足でこれが2024年には14400人の不足、2030年では16000人程度、2036年では14000人不足と試算されている。外科も同様に2016年で5600人、2024年5800人、2030年5500人、2036年4300人。すでに皮膚科、精神科、眼科、耳鼻科は充足しているという試算である。今後AIなどが医療に入ってきたり、看護師などの職種ができる医療範囲などがかわることでこれらの試算も大きく様変わりする可能性があるが、専門家でない医師が本当に必要であることを国として表明し支援すること、たとえかつて外科をしていた先生でも皮膚科をしていた先生でも慢性期などの内科系病棟をみれるような医師再教育の場面が増えていくことが必要ではないかと考えます。でも2024年はすぐそこです。こんなに内科系の医師は余っていないように思いますし、医師の確保が病院の運営に大きく関与する事態がますます高まるといえるデータではないかと思います。


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