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逗葉内科医会 講演会 内科医としてしっておきたいリウマチ疾患に参加

[ 内科 / 医療情報  / 院長個人 ]  当院からのお知らせ

2018.05.18

DSC07622逗葉内科医会では月に1回実地診療に実用性の高い講演会をおこなってくれていて参加するようにしている。今月の講演会は日本医大の岳野光洋先生が<内科医として知っておきたいリウマチ疾患>と題して1時間にわたり講義をしてくださった。リウマチ診療でこの10年で変わってきたことというのは、診断基準が2010年に新しくなりそれにより早期診断ができるようになったこと、また治療効果判定がDAS28などを用いるとともにレントゲン、MRI,関節エコーなど複数の指標を用いて行うようになったこと、これも薬剤が進歩したため細かく評価するようになったのだそうである。またこれまでは進行させないようにというのが治療目標だったのが、寛解(病勢が安定しているということ)という血液疾患でも使う指標が使用されるようになりめざすは機能的寛解、さらには無治療寛解(つまり治癒ということ)をめざしているようです。ここは最近治療成績がよくなった血液疾患と似ています。また治療コストが高いのでコスト意識を持つようになったといいます。とはいえ、レントゲンでみると発症して2年以内に急速に関節破壊が進むようで、治療が遅れると元には戻らないことから、関節破壊がおきるよりも前に早く治療介入することが必要だそうです。ですがリウマチ診断は除外診断でもありその他の膠原病関連や関節にくる病気を除外するkとが大切で、それがリウマチ医でも難しいのだそうです。リウマチ因子という採血項目がありますが、これは全人口の5%で陽性となりつまり疾患がなくても陽性となりえます。また年齢が高くなるとともに上がります。ドックで採血したりしていますが、陽性でも症状がなければリウマチの診断にはなりません。陽性の人で10年後にリウマチになる率は7.9%だそうです。(それほど高くありません。)またシェーグレン症候群という口渇は目の渇きがある疾患の人は90%でリウマチ因子が陽性となります。またウイルス疾患なかでもパルボB19による関節炎はリウマチ因子陽性となります。その他乾癬、膠原病関連の関節炎でも陽性となります。
高齢者のリウマチの特徴も紹介していただきました。急性発症が多いこと、肩や股関節、ひざ関節など大関節に多く、リウマチ因子陰性が40%もあること、全身消耗性であったり、また典型的でなくて診断が難しいそうです。あとPMRといわれるリウマチ性多発筋痛症という疾患にも高齢者ではしばしば遭遇します。肩や腰がかなり痛む疾患で70歳にピークがありますが、筋肉も痛むような感じがしてもCKなどの筋肉関連酵素は上昇せず、また巨細胞性動脈炎の併発があり視力が問題となることがあります。これはステロイドが非常によくきく疾患です。私も今外来でみさせていただているかたがおります。
以上とても有用な勉強会でした。

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