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経口キノロンと動脈瘤との関連

[ 内科 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2018.03.26

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先日大動脈瘤と関係があるのは・・・ときかれたが、高血圧や家族歴だけではなく、抗生剤としてよく用いられるキノロン系抗生物質と関係があるかもしれないという論文がでた。
経口キノロンというのは、クラビットとかシプロキサンという名前で外来ではよく使用されている薬剤である。しかしこの薬剤には実は特殊な副作用もあり、2016年7月 FDA(米医薬品食品局)はキノロンを安易に処方すべきではないという警告をだしている。特殊な副作用というのはアキレス腱の炎症、断裂をきたしたり(でも私は一度も経験したことがない)、末梢神経障害、さらには大動脈瘤や大動脈解離の頻度を高めるというのだ。2015年10月にJAMAという医学雑誌に台湾のグループが発表していた。60日以内に使用していると2倍以上リスクがあがるという。使用に比べればそれほど多く発生するわけではないのであいかわわらず日本では非常に汎用されている。もう一つスエーデンからも2018年3月にBMJに論文がのせられた。やはりキノロン系の抗生剤と治療開始60日以内の大動脈瘤、動脈解離で受診するリスクの増加との関連がありそうであるという結論であった。キノロン系にはコラーゲンの分解と関連するらしいといわれているため、関連がなんらかあるかもしれない。

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