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禁煙で体重増えたら心臓病予防にならないのでは?

[ 内科 / 医療情報  / 循環器 ]  当院からのお知らせ

2018.09.28

喫煙は動脈硬化、心臓血管系の疾患に大きく関与する。狭心症や心筋梗塞、脳卒中、足の血管の動脈硬化のかたは、医師より必ず禁煙しなさいといわれる。でもたばこをやめると多くの人が体重が増加するというのも事実。それで糖尿病になったら元も子もないではないかという意見もある。たしかにそうなのだろうか?

 そこに答えをだしてくれた研究がある。アメリカでおこなわれている大規模な観察研究で、医療従事者を対象とした研究(NHS:Nurse Health Study NHS II, Health Professionals Follow-up study)からだされた結果である。結論は禁煙後糖尿病になるリスクは1.22倍、5-7年目までになることが多くそれらのほとんどが体重増加によるもの。ただし糖尿病になっても体重増加があっても、禁煙による心臓血管系の病気発生率低下させる効果はみられるという。喫煙者を1としたときに体重増加あってもなくても心臓血管系の死亡を減らすことができている。(全体ではhazard ratio 0.48)6年以上長期に禁煙している人のメリットが平均して0.5だそうなのであるので十分それと同等のメリットが禁煙により認められるということである。たとえ体重増えたとしてもやはり<禁煙の効果は大なのである!>   <NEJM   Aug 16;2018 >

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