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日本内科学会総会 緊急シンポジウム 川名明彦先生の講演

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2020.08.11

2020年日本内科学会総会 8月10日緊急シンポジウム 防衛医大の川名明彦先生が3番目の演者として講演なさった。防衛医大は国内で感染の広がりをみせる前のダイアモンドプリンセス号の患者でも多く受け入れをされていたとテレビの番組で知った。先生の今回の講演は新型コロナウイルス感染症の臨床像をまとめられていたので紹介する。
(1)2020年7月にだされたJAMAという医学雑誌にまとめられていたデータを紹介。
  潜伏期間は平均5日(2-7日)、発症から入院まで7日(3-9日) 入院患者の74-86%が50歳以上
  48-62%は未発症からの感染 軽症は80.9% 
  飛沫、接触、エアロゾル感染

(2)中国44672人のデータ 軽症80.9%、重症13.8%、重篤(多臓器不全、呼吸不全)4.7%、
   死亡2.3% 初期の頃にでたデータだがあまり変わっていない。
   死亡率は年齢とともに上昇 50代くらいから高くなりはじめて80歳以上となると15%

(3)日本516人のデータ(国立感染症研究所) 
   発熱80%、咳70-80%、肺炎60%(意外に多い)嗅覚、味覚障害 64-80%

(4)日本の25948人の厚労省からのデータ 感染者数は若い人で多いが、
   60歳くらいから死亡率が高くなり、80歳以上だと26.9%と著明に高くなる。
   重症化のリスク要因  高齢化(60歳以上) 基礎疾患

(5)CT2700例のメタ解析  末梢優位である、両側性であるのが特徴 スリガラス陰影が特徴、
   胸膜近傍の濃度上昇が多い 胸水や心嚢液がある症例は少ない。

(6)解剖所見 12人  深部静脈血栓症58%、直接死因である肺塞栓症が33%と多く、
   これらは生前診断されていない。

(7)台湾のデータから 発症前から感染リスクがあるが、発症5日目以降は感染リスクがさがる。

(8)WHOでも3つを3Cとしてキャンペーンにとりあげられている。閉鎖的な空間、不適切な換気、
  人の密集 これを避けましょう。 
      Crowded space,Close contact settings , Confined and  enclosed spaces

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