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新型コロナウイルス感染症とD-ダイマーの話2

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2020.05.01

<COVID-19とD-ダイマーの話2>

 なぜCOVID-19で予後の悪い人にD-ダイマーが上昇しているのか?そのメカニズムについては推測の域でしかないが論文内で考察されているものをあげてみる。

  • ウイルス感染により炎症反応がおき、それが体内で十分にコントロールされていないと過剰な反応が血管内皮細胞の機能不全をきたし血栓ができやすくなる。(一般的に炎症では血栓ができやすい方に傾く)
  • COVID-19では低酸素症をきたすことがしばしばみられ、それが血栓生成を刺激する。
  • 高齢者が多いことで年齢が高い、基礎疾患がある、さらにそこに長期臥床、様々な処置(人工呼吸器やECMOなど)で血栓ができやすくなる。
  • 敗血症での凝固異常 DICとの関連

でもこれらはいずれもCOVID-19に特徴的ではなく、その他の重症感染症でも同様におきることが予測されるメカニズムである。まだわかっていないメカニズムがあると私は考える。

 

またCOVID-19の死後肺を解剖すると微小血管内に微小血栓ができていたという報告もある。

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