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新型コロナウイルス感染症とレムデシビル

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 ]  当院からのお知らせ

2020.05.09

<レムデシビル承認>・レムデシビルが日本でもCOVID-19に対する治療薬として2020年5月7日承認された。もともとエボラ出血熱などの治療薬として開発されてきたまだ承認されていない抗ウイルス薬であったが、5月1日に米国でCOVID-19入院中の重症の患者に対して緊急時の使用が承認された。この薬、ウイルスのRNAポリメラーゼに取り込まれてRNA伸長反応を阻害する作用を持つ注射製剤である。臨床試験の経過報告からあくまでも一時的な措置として承認。予備的な解析によると、回復までの日数の中央値は、レムデシビル群が11日、プラセボ群(投与しない群)では15日で、レムデシビル群のほうが31%早かったという(P<0.001)。ただ29日後までの死亡率は、レムデシビル群が8.0%、プラセボ群は11.6%で、有意差はでなかった(P=0.059)。また何日投与するのがいいかの評価ではレムデシビルを5日間投与したグループと10日間投与したグループの間で、有効性に有意差は認められなかったようだ。それらの試験を踏まえて日本でも承認がされ、人工呼吸器あるいは体外式膜型人工肺(ECMO)を必要とする患者には10日間投与、それ以外の患者は5日間投与を推奨するとされる。最初は重症患者さんに投与される見込みだという。

 参考文献:日経メデイカル

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