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新型コロナウイルス感染症 フランスでの感染状況

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 ]  当院からのお知らせ

2020.05.14

2020年3月から4月にかけてフランスでもパリを中心として新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、3月17日都市封鎖が行われましたが、5月11日から段階的に封鎖解除が始まりました。5月14日のデータで約17万8000人のフランス人の感染が発表されています。(World Meter) その中でフランスの新型コロナウイルスの感染状況がまとめて論文としてScienceに発表されました。

 論文では5月7日までの時点で、95210人が病院に入院し、うち16386人が死亡していてそれらの分析がなされています。(入院しないで老人ホームなどで死亡している人も9000人以上いるとされていて今回の解析からは除外されています。)およそ3.6%の感染者が入院し、0.7%の死亡率であった(20代では0.001%、80代では10.1% 中国武漢からの報告でも0.5-0.7%)。ひとたび入院すると19%がICUに入り、その時期は入院後平均1.5日であった。男性のほうが、入院率、ICUに入る率、死亡する率が高かった。また都市封鎖により封鎖前の再生産数が2.9から封鎖後0.7に低下した。これは77%感染を抑制したことになる。研究者たちはその他の地域データなどからフランスでは280万人がすでに感染していると予測をし、これはフランス全体の4.4%になるそうだ。(以前発表された献血データからは約3%であったようだ)地域では感染者の多かったパリが含まれるイルドフランスという地域では9.9%、もう一つ感染の多かったGrand Eastという地域でも9.1%になるという。免疫だけでウイルスを制御しようとすると65%の人が感染していることが必要とされ、ワクチンなしの状態では都市封鎖を解除したあとの第2波を抑えることは無理だろうと述べている。

 つまりは皆が思っているように第2波が襲うことは確からしく、それをどれだけ抑えながらかつ経済活動、教育、文化活動などを開始しどのように対応していくのか、各国の対策、知恵から互いに学んでやってみるしかないのだと思います。

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