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教育回診の症例選びについて

[ 内科 ]  当院からのお知らせ

2019.08.25

 

 定期的に指導医が行っている教育回診でも、招聘講師による教育回診でも皆が平等に症例提示の機会があるわけではない。多いのが、よい症例がないから。。。やったことがないから。。。忙しいから。。。のような理由で教育回診の症例提示を躊躇うかもしれない。グレートケースや診断困難症例を選択しようとする気持ちは理解できる。しかし、典型的な症例でも良い。まずやってみることが大切である。心配しなくても、教育回診の招聘講師や指導医は百戦錬磨の経験者なので何とか教育的な機会にしてくれるはずである。

 70代女性。数週間前から抑うつ状態となり、ここ数日の経過で呼吸苦を認めて救急搬送された。心電図でST変化を認め、各種精査するとタコつぼ型心筋症と診断に至った。上級医は、うつ病患者さんのタコつぼ型心筋症は時々あると研修医に言っていた。それを聞いた研修医①は教育回診の症例としては印象が薄いかもしれないと思った。ただ、同学年の研修医仲間に聞いたら、うつ病がタコつぼ型心筋症と関係していることは知らなかった。そこで、担当した研修医は病気の原因や頻度や心電図の特徴などを調べて教育回診で症例提示してみることとした。

 このように、経験した病気の頻度や心電図の特徴を調べてみようとすることが重要である。気になった臨床の疑問(クリニカルクエッション)を純粋に調べ、学びに変える。この繰り返しが臨床医としてのよい成長のスパイラルに導いてくれる。自分の成長という意味で、うまく教育回診の機会を利用するとよい。 

 

 葉山内科・GIM

 

 

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