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尾身先生の講演から

[ 新型コロナウイルス感染症 / 内科 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2020.10.29

10月28日都内で新型コロナウイルスで日本の対策の指揮をとられている尾身先生の講演があり聴きにいってきた。1時間余りであったが最新の情報がわかり本音のお話しもきけ、とても身になる話であった。職員にも早速朝礼などで共有させてもらったがここにも記しておこう。

まず今の日本の現状は、うまくコントロールしているともいえるが、患者が増える上向きのベクトルと患者数が減る方向のベクトルとのせめぎあいであるという。上向きのベクトルは、旅行、経済活動などにより人々が動き始めたこと、下向きのベクトルには、人々のマスクなどの感染対策、クラスターを抑え込む早い対応、検査体制などがあるという。

遺伝子分析ではすでに学会などでも述べられていたが、武漢からはいってきたウイルスは抑え込めていたが、4月の第1波は欧州から入ってきたもので、非常事態宣言により抑え込めていたのだが、一部でくすぶっていたウイルスが6塩基変異をしてその後の流行がみられたとのこと。

最近では重症化マーカーとなるようなCCL17、IFN-A3などがわかってきているという。

さらに3密は英語にも訳されているといい、さらにもっと具体的な5つの場面に注意をと指摘された。
(1)飲酒を伴う会食:食事するなら普段ともにいる人と 真正面、真横にならずに座りかたを考える。
換気できる建物
(2)大人数での飲食
(3)マスクなしの会話
(4)狭い空間での共同生活 
(5)居場所の切り替わり 休憩室 コーヒーブレイクやたばこ、おしゃべり

また検査のことについても述べられて、PCR検査が陽性なのと感染力というのは同じではない。感染力が強いのは発症2日前から2日後。10日すぎると感染力が低下する。それでもPCRは陽性ででる。

感染が増えてしまう、つまりクラスターになるのは初期対応の失敗である。対応の早さがキーワードであるといわれた。これからのクラスターのおこりえる場所としては
(1)歓楽街(2)コロナ感染の経験のない施設、病院(3)若者 外国人である。

今後は気楽にいける相談センター(かかりつけ医もその役割であると思われるが)の設置や、若者、外国人などの今まで情報が届きにくいかたへの情報提供が必要だとのべてられていた。

また抗原迅速検査の偽陽性が多いこともあげられており技術的に解決が必要だといわれていました。

またマウスシールドは意味がないといわれていました。(田中意見:一番やっているのはテレビにでる人、国会議員です。やめてほしい。影響力のある人ほどやめてほしい。)

尾身先生がたの身を呈して働かれているお姿には本当に頭がさがる思いです。
講演ありがとうございました。

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