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アドバンス・ケア・プラニング ACPとは?

[ 内科 / 医療情報  / 社会問題 ]  当院からのお知らせ

2018.07.26

アドバンスケアプラニング(ACP)って何ですか?末期の人の意志表示ですか?と質問をうけた。

超高齢化社会を迎えたが、最後の人生しめくくりをどうしましょうということを、日本の文化ゆえか皆はっきりというのをよしとしてこなかった。しかし文化はまた変わる。だって20年前はがんの告知もしてこなかったのに、今はインフォームドコンセントという名のもとに説明をするのが当たり前である。
このアドバンスケアプラニングACP、自分の最期をどうしていきたいか、元気なうちから自分の気持ちを語っておきましょうよというものである。決して末期のがんの人を対象にしているわけではない。慢性呼吸不全の人、心不全の進行した場合には、がんとは違い、少しずつ機能が低下して入退院を繰り返すことになる。また嚥下がうまくできなくて誤嚥を繰り返して入院退院を繰り返す人もいる。そうなるよりも前に普段から語っておきましょうよということである。

どこまでやるの?現場ではしばしば医療をしながら思う時がある。このかたにここまで医療が必要なの?家族が望めば医療サイドはやることになり葛藤を生んでいる現場がある。

自分の親とは、急なときには蘇生などしないでという話をしたりしている。しかしである。その状況があまりにも急にきたら・・・親の急変が受け入れられなくて考えが変わることは医療者ですべて知っていても十分にありえるなと思う。だから、考えは絶対的なものではないから変わってもいいのである。周りの人と話を普段からして将来について語っておく、それをもとに急変したとき本人の意思を尊重した治療選択をなすことができるのである。
あるかたは話す相手なんていないよ・・とさみしいことを言った。家族でなくても、親しい友人でもいいし、通いなれたクリニックでもいいし、私たちの病院に相談しにきてくれてもいいのである。
国はこれをもっとすすめたいと思っているがなかなか啓蒙がすすんでいない。今年4月に日本医師会から患者さん向けの資料が作成されて送られてきた。病院のスタッフにも簡単な啓蒙をしてみた。まずは現場から、入院したおり、テレビドラマや映画をみたときに話す機会があれば、また家族が集まるこんな季節など、話をしてみたらどうでしょうか。

資料など興味のあるかたは日本医師会のホームページをご覧ください。ご相談したいかたはどうぞ当院に声かけをしてください。少しは助言ができるかもしれません。

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