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せん妄の勉強会開催 

[ 内科 / 病院行事 報告 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2018.06.08

当院では今年は高齢者の診療技術をアップしようということで、月に1回程度で認知症やせん妄などの勉強会を開催しています。6月8日には東京大学大学院医学研究科の熊倉陽介先生をお招きして講演をしていただきました。彼は湘南鎌倉総合病院の初期研修医をへて東京大学の精神科に入り活躍しちえます。当時一緒に働いたことをよく覚えてくれていて、その彼らが講義をする世代になってきたのだと思うと年月のたつ日の早いことを感じます。
彼のこの日の講義タイトルは<ハートをみること>。せん妄とあえていわず、ハートセンターと結び付けたタイトルで、実臨床に近い話をしてくれました。せん妄診療でまず大切なことはスタッフ、患者の安全を確保すること、そしてせん妄は全身状態の悪さの現れであり脳の機能低下と考えてせん妄を治すのではなく体を治すと考えようということでした。せん妄の原因は多岐にわたり、アルコール離脱、オピオイド、薬物中毒、CO2ナルコーシスなどがありますが、我々がみる心不全も独立したリスク因子だそうです。パーキンソン病のせん妄はとても難しいので専門家にコンサルトをしたほうがよいといわれました。せん妄が悪くなる人は死亡率が高く、また向精神薬を使用する状況になる人は死亡率が高い。つまり先ほどいっていたように、せん妄は全身状態の悪さを示すのですね。治療薬として用いられるせれねーす、リスパダール、セロクエルなどの鎮静効果や幻覚などに対する効果の説明、副作用などをわかりやすく話してもらいました。また心不全のときに用いられるβブロッカーが、退院前のせん妄リスクとしてあることも経験的にお話しいただきました。そしてせん妄と思う前にその苦痛となっている尿閉や便秘、疼痛の管理を十分にすることと指導いただきました。

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