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西村元一先生著 ”余命半年 僕はこうして乗り越えた” を読んで

[ 院長個人 / 読書 / 心の言葉 ]  当院からのお知らせ

2018.05.05

IMG_6793西村元一先生という消化器外科で大腸がんの専門家でもあった現役医師が、下血で発症、進行胃がん 肝臓転移あり余命半年と診断され、その後の体験談を書いた本を紹介されて読みました。どこにでもある体験本なのかと思い手にしてからしばらく置いておいた本でした。しかし気になって一気に読みました。
自分が医師としてがん患者さんを治療してきた立場も熟知し、さらに逆の患者の立場に50歳台という若い現役バリバリの中で発症、しかも予後の悪い患者の立場をそのまま経験された稀有な症例としての体験談でした。私も血液関連の患者さんをたくさん診療させていただいてきましたが、患者の気持ちに共感はするように心がけてきたつもりでも本当は理解できていないのだろうと思ってきました。西村先生もやはりそうだったと書いておられます。書かれていた言葉で私が線をひいて心にとめようと思ったものをご紹介します。

(1) 患者は告知を受けた日から生活が一変するということ、そして死を意識するということ、終わりというものを意識するということ。
(2)いずれあとで・・・がなくなる。前倒しに考えていかねばならなくなる。
(3)治療をうけている人にとってはすべてにおいて治療が優先。患者に土日など休みなどない。
(4)患者の気持ちは日々変化する。チョッとしたことで一喜一憂。一番の手立ては悪いニュースをよいニュースで打ち消していくこと。良いニュースの法を少しだけ多くすることができれば気分が少しでもはれる。
(5)人間がんを抱えるといろんなふりをする。いい患者のふり、わかっているつもり、来年もあるさというふり、悲しんでいないというふり・・・

私は自分が今まだがんを抱えている側ではなく治療を提供する側にありますが、その中でも希望を与えるためにうそではなく(4)のように少しでもいい話をしてあげて不安をとれるようにすることを実践していきたいと思います。

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