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CHIPって? clonal hematopoiesis of indeterminate potential 第1話

[ 血液疾患 ]  当院からのお知らせ

2018.08.02

CHIP という新しい概念が血液疾患の領域でうまれてきています。CHIP? ポテトチップス? なんて思われるかたもいるかもしれません。
近年遺伝子の検査が大量に短時間で行われるようになりました。特に血液疾患の領域では細胞が多くとれることもあり、その遺伝子を調べてどこか問題で病気になっているのかという解析が進みました。その中でわかってきたことは、年をとると別に正常の血液検査であっても血液の中にクローン性造血(ある1種類の細胞のコピーがどんどん作られていること)が行われている人がいることがわかってきました。これをCHIP(clonal hematopoiesis of indeterminate potential) といいます。この概念は、M蛋白ができているけれども多発性骨髄腫にならないMGUS(Monoclonal gammmopathy of undetermined significance) というものや、悪性リンパ腫にならないけれども血液の中にあるクローン性のB細胞増加(MBL:monoclonal B-cell lymphocytosis)とよく似ているとされます。(一般のかたには少々難しい話になりました。)

CHIPの患者さん、これらの人のほとんどは急性白血病やMDS(骨髄異形成症候群)という血液の病気には発展しません。(急性白血病やMDSは悪性細胞のクローン性造血が著明になった結果です。)クローン性造血が始まっているのに、なぜ最悪の事態に進展しないのか? そもそも老化とクローン性造血との関係はなにを意味するのか? 難しいので次回にまたお話しをすすめていきます。

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