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湘南エリアの循環器医が集まり講演会 当院からは廣江先生が講演

[ 病院新情報 / 病院行事 報告 / 医療情報  ]  当院からのお知らせ

2021.04.25

2021年4月22日 オンライン形式で湘南エリアの循環器の先生が集まり講演会が開かれました。当院からは廣江先生が<葉山ハートセンターにおける心不全診療>と題して発表されました。その内容をご紹介します。

2020年3月から2021年2月までに葉山ハートセンターに入院した138人の心不全の患者さん138人を対象としています。当科外来通院中のかたが約半数の71人、初診のかたは1/4の34人でした。救急搬送されたのは27%でした。年齢中央値は85歳で高齢者が多くことがわかります。75歳までは男性のほうが優位に多いのですが、75歳以上では女性の割合が高くなります。ベースにある基礎疾患としては当院でホットバルーンという心房細動の治療をしているためもあるかもしれませんが、心房細動のあるかたが60%、高血圧がある人が40%、弁疾患は25%、虚血性心疾患は20%程度でした。貧血がある人が27%もしめました。
治療は利尿剤が投与されていることが圧倒的に多く、退院までに体重が中央値4.2kg減っていました。入院日数は半数が2週間でしたが、1/4は1か月以上となるなど心不全以外にも複数の医療問題があったり社会的な問題があり退院までに長い日数を要していることが示唆されます。心不全は一度入院すると1年以内の再入院が多くなりますが、退院までの3か月以内の再入院が1/4,半年以内では40%と、その他で示されている日本人のデータよりも再入院率が高くなっています。これは高齢者が多いことや服薬管理の問題もあると思われます。慢性心不全の治療薬として本来処方されているべきACE/ARB β阻害剤が投与されていないかたが14%をしめていました。地域に戻したり施設に戻した場合の薬剤管理が重要です。また当院では早期のリハビリを開始するようにしています。心不全入院の76%にリハビリが導入されていました。単に筋力低下予防だけでなく認知機能低下を防ぐことにも一役かうと思いますし、心不全の再増悪予防にも寄与していてリハビリの重要性も注目されています。
まとまったデータとしてみてみると実臨床での心不全患者がどのようなものなのかわかり非常にためになりました。これからも高齢化が進んでいく中で、コロナパンデミックだけではなく心不全パンデミックがおきてくるとされます。また新しい情報を発信していきたいと思います。

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