診療科紹介

ホーム > 診療科紹介 > 心臓血管外科 > ステントグラフト治療

ステントグラフト治療カテーテルを通じて、血管内に人工血管を留置する治療です。

ステントグラフトとは?

ステントグラフト

ステントグラフト

ステントグラフト内挿術は、バネを仕込んだ人工血管をカテーテルを通じて動脈瘤のある部位へ留置する治療法です。腿の付け根部分から、ボールペンほどの太さのカテーテルを挿入し、ステントをその中を通して瘤の部分に放出します。胸部や腹部を大きく切開する必要がないために身体への負担が軽く済み、加えて、この人工血管が壁の働きをすることで血流を防ぐために以後、瘤が小さくなるケースが期待でき、血管破裂の危険も抑えることができます。

低侵襲で成績も優れ、特に横隔膜、左の鎖骨から下にかけての動脈瘤については、現在、第一に挙げられる治療方法です。反面、まだ歴史の浅いデバイスでもあり、20年後、30年後にどうであるかは不確かであることと、その後に瘤が肥大してしまう可能性も否定し切れないため、若い方は手術が確実性の高いケースもありますが、高齢者の方にはほとんどの場合、これが最適な治療方法です。

対象疾患
その他の治療方法

ステントグラフトが行えないケース

血管が枝分かれしている部位にこの治療を用いることは、現在できません。(分枝の部分に行なう方法も存在はしていますが、日本ではまだ保険の適用もなく、一部のかぎられた施設において治験を行っている段階です)

リスクや術後について

その後に瘤が大きくなる可能性は残ります。また、カテーテルが血管の内壁を傷つけてしまう合併症も、きわめてまれにあります。
昨今の医療技術の進歩は目覚ましいために、5年、10年後にはこの方法に代わる、さらに新しく画期的なデバイスが生まれることも、可能性としては十分に考えられます。