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誰かに託してそして生き続ける一粒の麦

[ 院長個人 ]  当院からのお知らせ

2017.11.01

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曽野綾子氏の本に紹介されていた聖書の言葉から。

<一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ>

 同じような話があったなと考えてふと思い出した。
中国の作家でえんれんかというかたの<年月日>という作品で、魯迅文学賞を受賞された作品だ。物語は、1000年に一度の大日照りの年で、皆がでていった村に1本のトウモロコシの苗を守るために老人と盲目の犬が残り、水を求めて戦い苗を守った話である。最後はたった1本の苗のために自らのやせてよれよれになった体を土にうめ栄養となり、苗はそこに生き延び、次の村に戻った若者に種を残したという話である。

 誰かを助けるために、さらなる次の発展のために、今の自分を犠牲にすることができるかどうか。
自分ひとりの利よりもさらに多くの人の利を考え、ほかの人の力に次を託すことができるかどうかである。
日本の若者を育てなければ日本の未来はない。でも高齢者が社会福祉費の大半を使っている。自ら生きられないかたが自然な死を選ぶ分、そこにかかる医療費を次の世代の子供をうみ育てる費用にまわせないものか。次の世代の教育費を無償化するにしても財源が不足していることは明らかだ。次の世代にまわすことでいきるものがあるという意識を日本人皆がもたないとならない時期にきていると思う。

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